アサガオの造形をデスクに。自然のホーン構造を再現した卓上スピーカー
朝の庭で見つけた小さな気付きから生まれた、ミニマルな3Dプリント卓上スピーカーのストーリー。
朝6時、ベランダで温かいコーヒーを手に、トレリスに絡みつくアサガオを眺めていました。朝日に照らされて咲く紫の花弁を目にした瞬間、ハッとさせられたのです。あの広がりのある美しいシルエットは、単なる飾りではありません。自然が作り上げた見事な音響ホーンそのものでした。
世の中の卓上スピーカーは、無機質な黒い箱や金属缶のようなデザインが大半です。主張の激しいロゴや角張ったフォルムが、デスク上の静寂を乱してしまうことも少なくありません。朝のメールチェックに追われる前に、乱雑なデスクを光の差す静かな空間へと変えてくれるような、生きたプロダクトデザインを作りたい。そんな思いからこのプロジェクトは始まりました。
花弁ホーンの試作プロセス
繊細な花のかたちを、高音質なスピーカーへと昇華させる道のりは平坦ではありませんでした。締まりのある低音を響かせるには、筐体の十分な剛性と適切な内部容積が欠かせません。しかし、自然界の描く曲線には直角がなく、有機的で複雑な造形を従来の工場で金型成型しようとすると、莫大なコストがかかってしまいます。
その課題をクリアしてくれたのが、現代の3Dプリント技術でした。まずは自社スタジオでFDM方式の3Dプリントを繰り返し、何十パターンもの試作筐体を出力。内部の空気容積とドライバーの角度を徹底的に追求しました。最終的な外郭シェルには、高精度なレジンプリントを採用。不要な振動を抑える堅牢性を保ちつつ、触れたときに温かみを感じる、絹のように滑らかな花弁の質感を実現しています。
ワークスペースに溶け込む音
明日の朝、ご自身のデスクに向かう場面を想像してみてください。斜めに差し込む朝日の中、味気ない周辺機器の代わりに置かれているのは、耳に向かってやさしく傾くアイボリーの花。お気に入りのアコースティックギターやLo-Fiサウンドの再生ボタンを押します。
アサガオ型のホーンは中高音域を自然に増幅するため、ボーカルの吐息までくっきりと、それでいて耳に刺さらない心地よい響きで届けてくれます。過度な主張はしないものの、デスクの横を通る誰もが思わず足を止めて眺めてしまう存在感。いつもの慌ただしい一日が始まる前に、部屋の中に小さな庭の静けさをもたらしてくれます。
FAQ
「モーニンググローリー」スピーカーのサイズは? コンパクトなデスクにも置けますか?
高さは約19cm(7.5インチ)、設置面積の底面直径は約11.5cm(4.5インチ)とコンパクトです。ノートPCやモニターアーム、デスクライトのすぐ脇に収まるよう設計されており、マウスパッドやメモ帳のスペースを圧迫しません。
どのような素材を使用していますか? レジン製花弁のお手入れ方法は?
外郭には耐候性の高いレジンプリントを使用し、UVカット効果のあるマットな質感で仕上げています。お手入れは、乾いた(または固く絞った)マイクロファイバークロスで優しく拭くだけで十分です。強力な化学洗剤や研磨スポンジのご使用はお控えください。
デスク周りの色に合わせてカスタムカラーを注文できますか?
はい、お受けしております。小ロット生産と自社でのプロダクトデザイン体制を活かし、定番のマットアイボリー、セージグリーン、スレートグレーに加え、ご要望に応じたカスタムカラーの調色にも対応しています。
PCやスマートフォンとの接続方法は?
Bluetooth 5.3に対応しており、ノートPCやスマートフォンとスムーズにワイヤレス接続できます。また、背面底部に隠された3.5mm AUXポートを使用すれば、遅延のない有線接続も可能です。