デスクの風景を変える、甘いひらめき。アイスクリームモチーフのフラワーオブジェができるまで
遊び心あふれるモダンな造形と、朝の光に馴染む温もり。作業スペースに静かなインスピレーションをもたらす卓上オブジェのストーリー。
溶けたジェラートから生まれたデスクアート
憂鬱になりがちな月曜日の朝。PCを開いた瞬間に目に入る、灰色のテキストと急ぎのメール。数ヶ月前、散らかったデスクの前でふと思いました。「この空間に、ふっと息を抜けるような存在があればいいのに」と。そのヒントになったのは、ある夏の日の記憶です。フィレンツェの歩道に腰掛け、急いで食べたピスタチオ味のダブルジェラート。包み紙の生花の上に、甘いシロップがぽたぽたと滴り落ちていく——そのポップで洗練されたコントラストが、頭から離れませんでした。毎日使うデスク周りにも、そんな遊び心と静かな気品を取り入れられないだろうか?
何冊ものスケッチブックを試作で埋め尽くしました。ジェラートのやわらかな渦巻きは立体的な花弁へ、香ばしいワッフルコーンは現代建築のような幾何学ベースへと形を変えていきます。目指したのは、安っぽいプラスチックの玩具ではありません。ふと画面から目を離したとき、自然と口元がほころぶような、味わい深いアートピースです。
朝の光とワッフルコーン:デスクに溶け込む余白
午前8時15分のデスクを想像してみてください。オーク材の天板の端にやわらかな朝日が差し込み、書きかけのノートの横からはコーヒーの湯気が立ち上っています。そのモニターのすぐ脇に佇むのが、このプロダクトです。クリームトーンのワッフルベースの上に、ダスティローズとセージグリーンで表現された、まるで時間を止めたかのような繊細な花の渦が乗っています。
それは、視線を休めるための小さな「標識」のような役割を果たします。アイデアに行き詰まったときや、数値入力の作業が長引いたとき、不意にこの少し不思議で美しいオブジェクトへ目が向くはずです。ガラスとアルミニウムに囲まれた無機質な空間に、心地よい温もりと独特の質感を添えてくれます。
造形美を支えるものづくり
理想的な重みと表面の質感を模索し、スタジオで何週間も試作を繰り返しました。結論として導き出したのは、2つの手法を使い分けるアプローチです。ワッフルコーンの土台には重厚なFDMプリントを採用し、デスクマット上で滑りにくい独自の凹凸感を施しました。一方、繊細な花弁のパーツには、超高精度な光造形(レジンプリント)技術を使用。耐久性を損なうことなく、息をのむほど薄く滑らかな花びらの端部を再現しています。
最先端の3Dプリンティング技術によって複雑な幾何学フォルムを実現する一方で、仕上げ作業はすべて工房で職人の手によって行われます。丁寧なカスタムプロダクトデザインのプロセスを経て、一点ずつ手作業で研磨。朝の光の反射すら、ふたつとして同じものは存在しません。デスクに向かうたび、あなたの創造性をそっと刺激する存在として、長く寄り添う設計です。
FAQ
正確なサイズを教えてください。狭いデスクでも邪魔になりませんか?
高さは約19cm、底面の直径は約9cmです。モニターの横やキーボード脇、デスクライトのスペースを圧迫しないよう、絶妙なサイズ感に設計しています。
花弁の細かい部分のホコリは、どのようにお手入れすればよいですか?
エアダスターで軽く風を吹き付けるか、柔らかく乾いたメイクブラシなどで撫でるだけで簡単に綺麗になります。花弁部分は滑らかなレジン仕上げのため、ホコリが奥まで入り込みにくい構造です。
書斎のインテリアに合わせてカラーの特注は可能ですか?
はい、お受けしております。自社スタジオで設計から製造まで手掛けているため、「抹茶セージ」や「サンセットテラコッタ」などの標準カラーのほか、ご要望に応じたカスタムカラー制作のご相談も承っています。
マグカップなどが当たって倒れた場合、割れてしまう可能性はありますか?
低重心設計のFDMプリントベースを採用しているため、通常の接触で簡単に倒れることはありません。硬いタイル床への落下の衝撃にはご注意いただきたいですが、デスク上での日常的なちょっとした接触であれば安心してお使いいただけます。