デスクに佇む小さなロケット。開発ストーリーで辿る「ロケットサーモス」の誕生秘話
1950年代のレトロフューチャーな宇宙への憧れを、毎日のデスクワークに寄り添う保温・保冷ステンレスボトルへ落とし込みました。
朝8:15、デスクに差し込む光。画面には真新しい作業シート、山積みのタスク、そして淹れたてのダークローストコーヒー。どこにでもあるマグカップではなく、磨き上げられたステンレスのノーズコーンをひねって開ける。立ち上る湯気から一口含み、発射台のような3本の尾翼の上にボトルを戻す。さあ、今日の仕事の始まりです。
心地よい作業空間は、偶然つくられるものではありません。デスクの上に置く道具一つひとつの存在感が、創作に向かう気持ちを刺激します。日常の道具に、ほんの少しの遊び心と高揚感を添えたい――そんな思いから、このロケットサーモスは生まれました。
SFスケッチからデスクの上の「発射台」へ
始まりは、1950年代のレトロフューチャーなコミックや往年の宇宙船から着想を得た真夜中のスケッチでした。重厚で精巧、かつ金属の質感が際立つ佇まい。まるでヴィンテージの航空機器が、そのまま現代のオフィスに舞い降りたかのようなプロダクトを目指したのです。
紙上のスケッチを実体化するには、徹底的な試行錯誤が必要でした。カスタムプロダクトデザインにおいて、手に取ったときの感触や人間工学を勘だけに頼るわけにはいきません。まずはスタジオでFDM方式の3Dプリンターを動かし、試作品をいくつも出力。グリップの太さやネジ山の噛み合わせ、全体の高さを短時間で検証していきました。
サイズ感が定まった後は、より精密な光造形(レジン)出力に切り替え、尾翼の美しい曲線や機体の角度による光の反射を追求しました。金属削り出しの工程に入る前に、アイデアを実際に手で持ち、デスクに置いてバランスを試し、微細な修正を重ねる。これこそが現代の3Dプリント技術を活用した開発の醍醐味です。
デスクに馴染む実用性とディテール
完成したプロダクトには、耐久性に優れた食品グレードのステンレススチールを採用。内部は真空二重構造になっており、朝淹れたエスプレッソのおいしさを昼過ぎまで温かいまま保ち、午後の集中力が切れる時間帯にはキンと冷えた水出しコーヒーを楽しめます。結露で大事な書類やキーボードを濡らす心配もありません。
見た目のユニークさだけでなく、日々の使いやすさにも配慮しています。
- 低重心設計: 外側に広がる3本の尾翼が安定した土台となり、デスク上でうっかり倒してしまうリスクを軽減します。
- 精密設計のノーズコーンキャップ: 内部のシリコンパッキンが密閉性を高め、温度を逃さず、バッグに入れて持ち運んでも漏れません。
- ヘアライン仕上げのステンレス外装: 朝の光を柔らかく反射し、手で触れても指紋が目立ちにくい表面加工を施しています。
単なる保温ボトルではなく、日々の作業リズムを整えるシンボルとしてデスクの真ん中に鎮座します。行き詰まったときにふと目をやれば、こだわりを持って作られた造形がそこにある。クリエイティブな思考を刺激し、目の前の作業を楽しむための相棒です。
よくあるご質問
ステンレス製造の前に、どのように試作を行ったのですか?
デスク上で完結する3Dプリント技術を最大限に活用しました。まずFDM方式でサイズ感や持ち心地を素早く確認し、続いて高精細な光造形(レジン)で尾翼の曲面やキャップのネジ山を細部まで調整してから、ステンレスの削り出し加工へと進みました。
尾翼があることで、デスク上で不安定になったり倒れやすくなったりしませんか?
ご安心ください。3本の尾翼が外側に広がることで接地面積が大きくなり、重心が低くなるよう設計されています。一般的なストレート形状のタンブラーよりも倒れにくい構造です。
保温・保冷の持続時間はどのくらいですか?
ステンレス真空二重構造を採用しているため、温かい飲み物は最長12時間、冷たい飲み物は最長24時間、飲み頃の温度をキープします。
名入れやロゴ入れなどのカスタマイズ注文は可能ですか?
はい、承っております。カスタムプロダクトデザインの強みを活かし、ステンレス本体部分へのレーザー刻印サービスをご提供しています。イニシャルやチームロゴ、お好きなメッセージなどを刻印可能です。