デスクに静けさを添える佇まい。ミニマルなセラミックラビットの誕生秘話

デスクに静けさを添える佇まい。ミニマルなセラミックラビットの誕生秘話

アイデアスケッチから生まれた、マットホワイトの小さなオブジェ。作業スペースに静かな習慣と心地よい光をもたらす、こだわりの造形美。

3 Dプリント モダン PLA ( FDM印刷) オールインワン印刷( FDM ) アクション玩具

粘土のスケッチから、光が差し込むあなたのデスクへ

クリエイティブな作業スペースは、どうしても黒いプラスチック製品や絡まったコード、散らかった付箋紙などで乱雑になりがちです。そんな雑多な環境に、静けさと心地よい手触り、そして実用性を兼ね備えた「休息」のような存在を作りたいと考えました。

きっかけは、静かな日曜日の朝。棚に置いた北欧ヴィンテージの陶器に柔らかい朝日が差し込むのを眺めながら、「事務用品っぽさを感じさせず、日常の小さな良い習慣を支えてくれるプロダクトはないだろうか」と思いを巡らせていました。貯金箱というアイデアはぴったりでしたが、コミカルなキャラクター感や派手な光沢感は削ぎ落とす必要がありました。目指したのは、無駄のない造形美と柔らかな曲線を備えた、現代アートのような佇まいです。

このデザインを形にするため、伝統的な陶芸技術と現代のデジタル技術を掛け合わせました。まずは3Dプリンターを活用し、全体のシルエットを検証することからスタート。コストを抑えたFDM(熱溶解積層)方式の試作機でスピーディに立体化し、キーボードやモニターアーム、マグカップの横に実際に配置して確認を重ねました。ディスプレイの隅を遮らないか、台座に置いた時に頭でっかちに見えないか、耳の高さだけでも3度修正を加え、どの角度から見ても完璧なバランスを追求しました。

フォルムの微調整と、日常に溶け込む工夫

全体のプロポーションが決まった後は、ディテールの磨き上げです。折りたたんだ耳や鼻筋のなめらかな曲線を表現するため、高精細な光造形(レジンプリント)で原型を作成。その精密な原型から型を起こし、泥しょう鋳込み成形を行いました。仕上げにはシルクのようなマットホワイトの釉薬を採用し、指先で触れるとほんのり温かみのある、パウダリーな質感に仕上げています。

デスク環境にすっとなじむ、こだわりのポイント:

  • 光を和らげるマット感: 表面のマット仕上げが周囲の光を優しく受け止め、作業中も眩しい反射を生みません。
  • 1日の終わりの小さな儀式: 仕事の区切りに小銭やメモをそっと投げ入れる動作が、その日の作業を心地よく締めくくるスイッチになります。
  • 安定感のある重み: 底面にはフラットなゴム栓を備え、デスクの天板を傷つけることなく、しっかりと安定して佇みます。

現代のワークスペースのために考え抜かれたデザイン

大量生産されたインテリア小物は、どこか無機質で味気なく感じられることがあります。私たちは時間をかけて丁寧なプロダクトデザインに向き合うことで、二つの役割を持つアイテムを作り上げました。デスク周りの小銭をすっきりと収める実用性と、集中作業の合間にふと目を休められる癒やしの存在感です。多肉植物の鉢植えやデザインノート、お気に入りのメカニカルキーボードの横に置くだけで、日々の仕事空間にささやかなインスピレーションをもたらします。

FAQ

セラミックラビット貯金箱の詳しいサイズを教えてください。

高さ約16.5cm、幅約10cm、奥行き約11.5cmです。初期の試作段階から、ノートPCやキーボード、デスクライトの脇に置いてもマウス操作の邪魔にならない絶妙なサイズ感に調整しています。

貯めたお金はどうやって取り出しますか?

割る必要はありませんのでご安心ください。底面にはくぼみを設け、滑らかで耐久性のあるゴム栓を取り付けました。底面と完全にフラットになる設計のため、がたつくことなく安定し、取り出したい時は簡単に開閉できます。

マットホワイト仕上げのお手入れ方法は?

吸水性のない釉薬を使用しているため、お手入れはとても簡単です。埃や軽い指紋が気になった際は、少し湿らせたマイクロファイバークロスで優しく拭き取ってください。質感の変化を防ぐため、研磨剤入りのスポンジや強い化学洗剤の使用はお控えください。

ブックエンド(本立て)として使うことはできますか?

小銭を入れると一定の重みが出ますが、基本的には単体のオブジェやペーパーウェイトとしての使用をおすすめしています。厚手の洋書や重い書籍を支える目的ではなく、デスクの身近なパートナーとしてお楽しみください。