葡萄の光をデスクに。宝石色のガラスが変えた、日々の創作空間
デスクに差し込む光を鮮やかなアートに変える。ヴィンテージ感漂うフォルムと宝石のような色彩が、ワークスペースに美しい光の影をもたらします。
きっかけは、午後のひとすじの光だった
去年の秋、午後3時過ぎの作業デスクでのこと。窓から差し込んだ強い日差しが透明な水グラスに反射し、描き始めたばかりのスケッチパッドに無機質なギラつきを落としていた。求めていたのは、もっと味わいのある色と情景。ふと頭に浮かんだのは、かつて叔母のサンルームにあった重厚なイタリア製フルーツアートのガラス細工——あのどこか愛らしく歪んだ葡萄の記憶だった。
日常的に使うデスクのグラス自体が、光を美しく魅せるレンズになれないだろうか。スケッチブックに幾つかのアイデアを描き留める中で、葡萄モチーフのグラスという構想が生まれた。単なるジョークグッズではなく、窓辺の光を受け止め、まるでステンドグラスのような美しい屈折光をワークスペースに拡散させるためのプロダクトだ。
アイデアから、光を織りなすフォルムへ
有機的で柔らかな葡萄の形状を、実用的なガラス器へ落とし込む作業は一筋縄ではいかなかった。キーボードやハードディスク、筆記用具が所狭しと並ぶデスク上で、簡単に倒れない安定感を持たせつつ、光を綺麗に屈折させる曲面を追求する必要があったからだ。
スケッチを理想のガラス造形へと昇華させるため、デジタルファブリケーションの手法を取り入れた。まず3Dプリンターを活用し、初期の立体形状を作成。熱溶解積層(FDM方式)による試作で、葡萄の房の凹凸が手にどう馴染むか、持ちやすさを検証した。さらに、光の屈折具合を正確に確かめるため、表面が滑らかなクリア光造形(レジン)サンプルを出力。半透明のアバーやバイオレットのレジンを自然光が通り抜けた瞬間、求める光の表情が得られたと確信した。
日常のデスクワークに組み込む
陽が傾き始める夕方、アイスティーや水出しコーヒー、炭酸水を重厚な葡萄モチーフのグラスに注ぎ、PCの傍らに置いてみる。
- 午後3時のグラデーション: 傾いた太陽の光がグラスを通ると、まるでプリズムのように機能する。デスクマットや木目の天板の上に、バイオレットやルビー色の光の円が静かに広がる。
- 手になじむ立体感: 葡萄の粒を思わせる丸みのある表面は、思考を巡らせる時間に心地よい手触りを与えてくれる。
- こだわりのカラー設計: 当社独自のカスタムプロダクトデザインプロセスにより、生産ロットごとに深みのある色合いを調整。空間のトーンに合わせた色彩の表現を可能にしている。
優れた道具は、単にそこにあるだけにとどまらない。時の移ろいとともに空間の表情を変え、いつもの作業時間を少しだけ特別なものにしてくれる。
FAQ
デスク上に美しい光の屈折が生まれる仕組みを教えてください。
グラス表面に施された葡萄の粒状の凸凹構造と、密度高く仕上げた宝石色のガラスがポイントです。直射日光がこの球状の曲面を通過する際、プリズムのように光が屈折し、デスク上に色鮮やかな光の影を映し出します。
開発過程で3Dプリンターはどのように使われましたか?
まずFDM(熱溶解積層)方式の3Dプリントで手への収まりや持ちやすさを迅速に検証し、その後、高透明度のレジンプリントを用いて、自然光が球状の葡萄デザインをどのように屈折するかを再現・テストしてから量産へと進めました。
温かい飲み物や冷たい飲み物に日常使いできますか?
アイスコーヒーや紅茶、ワイン、水など、冷えた飲み物や常温のドリンクに最適です。ガラスの透明度と美しい宝石色を長く保つため、手洗いを推奨しています。
カスタムプロダクトデザインで独自のカラーを注文することはできますか?
はい、可能です。定番のアメジスト、ルビー、エメラルドなどのカラーに加え、スタジオやインテリアのトーンに合わせた小ロットの特注カラー制作(カスタムプロダクトデザイン)のご相談も承っています。