設計図からデスクの上へ:クリエイターの心をくすぐるワイヤーフレーム型空港ボードゲームの舞台裏
ベクターアートの美学とボードゲームの駆け引きを融合。インテリアとしてもデスクを彩り、夜の対戦でも主役を張るプロダクトです。
CADの設計図から、スタジオのテーブルへ
きっかけは、ある日の午後、製図机に差し込む光の中で眺めていたCAD図面でした。マットなダークカラーのグリッド上に、滑走路の鮮やかなベクターラインが描かれている。一般的なボードゲームは、遊んだあとに箱へ仕舞われ、クローゼットの奥に眠りがちです。私たちが目指したのは、お気に入りの建築写真集のとなりに、そのまま飾っておきたくなるプロダクトでした。
そのアイデアから始まったオリジナルプロダクト開発プロジェクト。目指したのは、綿密なルート攻略の面白さと美しさを両立させたワイヤーフレーム調のボードゲームです。航空管制が持つジオメトリックな美しさを隠すのではなく、前面に押し出しました。光をイメージした進入経路、半透明の待機パターン、そしてスタイリッシュなレーダーグリッドが、ボード全体のデザインを形作っています。
このデザインを形にするため、スタジオ内の3Dプリンターで幾度となくプロトタイプを試作しました。全体のフレームとモジュール式グリッドパネルには、歪みに強く重厚感のある高精度FDM出力を採用。一方で、ミニチュア旅客機や管制塔、ウェイポイントなどの精密なパーツには光造形(レジン出力)を用い、翼の先端やターミナルの柱の細部までシャープに表現しています。
緻密な飛行ルートと、クリエイティブ空間になじむ造形美
ゲームを始める瞬間の高揚感も大切にしました。この航空ボードゲームをテーブルに広げると、まるで本物のレーダーコンソールを立ち上げているような感覚を味わえます。プレイヤーは雑多なコマに煩わされることなく、着陸ルートの調整や滑走路のスケジュール管理、上空の乱気流の回避といった判断に集中できます。
スタジオやオフィスに馴染む理由:
- オブジェとしても機能: プレイしないときはアクリルスタンドにセットし、3Dプリント製オブジェとして飾ることができます。
- 自由度の高いレイアウト: 滑走路タイルを組み替えることで、実在する国際空港の再現やオリジナルのターミナル設計が可能です。
- 程よいプレイ時間: 1ゲーム30~45分ほど。午後のちょっとした気分転換や週末のチームドリンクの伴に最適です。
光が差し込むグリッドの上に、精巧な樹脂製のミニチュア機体を置く。それだけでどこか心が満たされます。単なる玩具にとどまらず、コミュニケーションのきっかけとなり、手触りのあるパズルであり、航空文化へのオマージュでもある。この3Dプリント製ボードゲームは、いつものテーブルを戦術と幾何学アートが交差する特別な場所に変えてくれます。
FAQ
使わない時はデスクに飾っておけますか?
もちろんです。インテリアとしても映えるよう設計しています。付属のロープロファイルスタンドを使えば、デスクや棚の上にグラフィックアートのように飾ることができます。
ボードやパーツにはどのような素材が使われていますか?
2つの製法を組み合わせています。メインボードと土台にはマットな質感のPLA素材(FDM方式)を使用し、高い耐久性と剛性を確保。航空機コマや管制塔などの細かなパーツには高解像度レジン(光造形方式)を使用し、エッジの効いた幾何学フォルムを際立たせています。
プレイ時のボードの大きさはどれくらいですか?
標準レイアウトで約40cm×40cmです。製図机やローテーブル、オフィスの休憩スペースにもすっきりと収まるコンパクトなサイズ感です。
建築家や航空ファンへのギフトにも向いていますか?
まさにそうした方のためのプロダクトです。ベクターアートやプロダクトデザイン、航空メカニズムに興味がある方なら、インテリアとしてもゲームとしても間違いなく楽しんでいただけます。