三角コーンが帽子の主に? 街頭の保安用品がスタジオの主役に躍り出るまで
工事現場でおなじみの安全コーンを、クリエイティブ空間を彩るポップアートなウェアラブルプロダクトへ。
雨が降る火曜の夜、シカゴのダウンタウンを歩いていた時のことです。アスファルトの補修現場に並べられたネオンオレンジの三角コーンが、街灯の下で異様な存在感を放っていました。主張が強く、どこか無骨で、嫌でも目に入る存在感。ふと思いました。「なぜこの工業用パーツを、道路標識だけに留めておく必要があるのだろう? 月曜朝のブレインストーミングで頭に被ってみたら面白いんじゃないか?」
その奇抜なひらめきはすぐにスケッチとなり、ラフなプロトタイプを経て、こうして「三角コーンハット」が完成しました。ウェアラブルアートであり、オフィスのユーモラスなマスコットであり、究極の自己表現ツールです。
危険防止の標識から、スタジオのシンボルへ
正直なところ、クリエイティブなオフィス空間は、グレーのパーカーとマットブラックのPCばかりで無機質になりがちです。三角コーンハットは、そんなマンネリを一発で打ち破ります。リモート会議の合間に被るのもよし、使わない時はデスクのオブジェとして飾るのもよし、ギャラリーのオープニングイベントで注目を集めるのも自由。誰もが思わず立ち止まり、笑い、声をかけずにはいられなくなります。
工事現場の尖った造形をベースに、頭部にしっくり馴染む滑らかなシルエットへと落とし込みました。鮮やかなオレンジのシェルが室内光を全方位から反射し、どこにいても空間の中心人物に仕立て上げてくれます。
実際、どんな人が使っているのでしょうか?
- 配信画面で一目で見分けがつくトレードマークが欲しい動画クリエイター
- 集中作業タイムに「話しかけないで」を視覚的に伝えたいデザインリード
- ポップアップ撮影会で、被写体から自然な笑顔を引き出したいフォトグラファー
形状、装着感、そして製造テクノロジー
これほど一風変わったアイテムを「計算されたプロダクト」として成立させるのは簡単ではありませんでした。首を傾けてもグラつかないよう、重量バランスと重心の位置を数週間かけて微調整しています。
製造の要となるのが最新の3Dプリンティング技術です。メインシェルには高速なFDM印刷を採用し、安っぽさや脆さを感じさせない軽さを追求しました。一方、内側の装着パーツや細部の仕上げには高精細なレジンプリントを用い、肌当たりの良さとエッジの利いた美しい仕上がりを実現しています。
クリエイターによってこだわりや空間の雰囲気は異なります。そのため、柔軟に応じる体制を整えました。マットブラック、半透明のネオンイエローへのカラー変更や、スタジオロゴの刻印といったカスタムプロダクトデザインに対応可能です。金型を起こす大規模な工場生産ではなく、自社ワークショップでの機動的な3Dプリントだからこそ、サイズ調整や内側のハーネス調整、表面仕上げのカスタムも短納期で形にできます。
FAQ
三角コーンハットの重量と、長時間の装着感はどうですか?
重さは約350g以下と軽量です。3Dプリント時にシェルの肉厚を緻密に調整しているため、頭部にバランスよくフィットし、長時間の作業やオンライン会議でも首への負担になりません。
オリジナルカラーの制作やスタジオロゴの追加は可能ですか?
可能です。カスタムプロダクトデザインにより、マットブラックやホワイト、蛍光ピンクなどの別カラーでプリントしたり、土台部分にスタジオロゴを直接刻印したりできます。
耐久性を高めるためにどのような素材を使用していますか?
本体シェルにはFDM方式で耐衝撃性の高い熱可塑性樹脂を使用し、内部の補強パーツには光造形方式で高精度かつスムーズなレジンパーツを採用しています。日常的なスタジオでの使用はもちろん、イベント移動時の持ち運びにも十分耐えられるタフさです。
サイズ選びやフィット感の調整について教えてください。
標準モデルは内周58cmで、付属のフォームライナーで微調整が可能です。頭囲に合わせた個別サイズをご希望の場合は、プリント前に3Dデータを調整して出荷することもできます。