テラコッタのパンプキン小物入れ:デスク周りに温もりと調和をもたらすデザイン

テラコッタのパンプキン小物入れ:デスク周りに温もりと調和をもたらすデザイン

単なる季節の装飾から、スタジオの小物を美しく収める通年のオブジェへ。開発の舞台裏を明かします。

⏱ 制作时间: 5-10 hours
3 Dプリント モダン PLA ( FDM印刷) オールインワン印刷( FDM ) 玩具

散らかったスケッチブックからデスクを彩るアクセントへ

肌寒い10月の朝、スタジオでの一幕からすべては始まりました。デスクに差し込む朝光が照らし出したのは、散乱したカメラのメモリーカード、替えのペン先、USBメモリ。モニターの傍らに季節感のあるものを置きたいと思いつつも、使い捨てのチープなハロウィン雑貨には辟易していました。「秋のモチーフを、洗練された永く愛せるプロダクトに落とし込めないだろうか?」

そんなささやかな疑問から、私たちのプロダクトデザインプロジェクトが動き出しました。意識したのは極めてシンプルで有機的なフォルム。ありがちなかぼちゃの派手な筋を削ぎ落とし、マットなテラコッタ素材で滑らかなシルエットに仕上げました。陶器特有の温かみを引き締めるため、ヘタの部分にはずっしりと冷たい金属を採用。このコントラストが見事にハマりました。研磨された金属のヘタが朝日に映え、素朴な素焼きの本体がデスク全体に落ち着きを与えます。

クリエイターの日常に寄り添う設計

どれほど美しいデザインでも、ホコリをかぶるだけの置物になってしまっては意味がありません。私たちは、デスクに向かうクリエイターやワーカーの作業環境に最適化させてこのケースを作りました。フタをさっと持ち上げれば、AirPodsやメモリーカード、アクセサリー、万年筆のインクカートリッジといった小物をスマートに収めるスペースが現れます。視界に入る「ノイズ」を消し去ることで、制作に没頭できる環境を整えます。

絶妙な重量感とフタの噛み合わせを再現するのは、容易なことではありませんでした。開発初期段階では3Dプリンターを活用し、実物大のサイズ感を繰り返し検証。まずはFDM方式の3Dプリントで手触りや収容量をチェックし、自身のデスク上で直接使用感をテストしました。そして、精密なフタの接合部と金属パーツの滑らかな原型を作るため、高精細な光造形(レジン)プリンターを使用して、最終鋳造に必要なシャープな面を削り出しています。

キーボードの脇やビデオライトの奥の棚、あるいはデスクランプの温かい光の下にそっと置いてみてください。季節物の主張をしすぎることなく、静かで上質な空気感を演出してくれます。

FAQ

具体的なサイズと収納容量を教えてください。

直径は約11.5cm、底面から金属ツマミの頂点までの高さは約10cmです。内部の容量は約300mlあり、リングなどのアクセサリー、ゼムクリップ、SDカード、イヤホンケースなどの小物を余裕を持って収納できます。

テラコッタ本体の耐久性とお手入れ方法は?

高温で焼き上げたマットなセラミック製です。日常の取り扱いには十分な強度がありますが、硬い床に落とすと欠けるおそれがあります。お手入れの際は、乾いたマイクロファイバークロスでやさしく拭き取ってください。金属パーツの光沢を保つため、研磨剤や強い化学洗剤の使用はお控えください。

金属ツマミの仕上げ変更やカスタムオーダーは可能ですか?

はい、可能です。柔軟なオーダーに対応できる制作ラインを整えているため、特別注文としてポリッシュドブラス(真鍮磨き仕上げ)、ブラッシュドクローム、マットダークニッケルの仕上げもお選びいただけます。

フタを閉める際に素焼き部分が削れないよう、どのような工夫がされていますか?

クリアランス(隙間)の調整には数週間を費やしました。開発初期にFDMプリントで持ちやすさを検証し、最終的には超高精細なレジンプリントの原型を用いて縁に微小なオフセット(余裕)を設計。金属と素焼きの土が直接擦れ合わない構造を実現しています。