陽光が差し込むデスクに、遊び心を。ハリセンボンに着想を得たエルゴノミクスマウス「Pufferfish Mouse」

ハリセンボンに着想を得たエルゴノミクスマウス「Pufferfish Mouse」

海の生き物から生まれたユニークな立体テクスチャが、手のひらの蒸れを防ぎ、デスク環境に心地よいアクセントをもたらします。

⏱ 制作时间: 3-5 hours
3 Dプリント モダン PLA ( FDM印刷) オールインワン印刷( FDM ) 玩具ホームアクセサリー

光あふれるアトリエから、あなたのデスクへ

一般的なPCマウスは、どれも無機質で黒いプラスチックの塊になりがちです。真夏の午後、ホワイトオークのデスクに差し込む強い日差しのもとで、カラーグレーディングやイラスト制作に2時間も没頭すれば、滑らかな表面はたちまち手汗でベタついてしまいます。

「Pufferfish Mouse」は、そんな蒸し暑い午後にナプキンへ描いた一枚の落書きから始まりました。「マウスに愛嬌や個性があってもいいのではないか?」「ふっくらと膨らんだハリセンボンのような姿で、肌呼吸を妨げない心地よい突起が手を支えてくれたらどうだろう?」というアイデアです。

来客時に隠したくなるようなオフィス用品ではなく、思わず会話が弾むインテリアの主役に。陶器のマグカップやスケッチブック、小さな多肉植物の横で、クリエイティブな空間に自然と溶け込みます。

シェルの造形:プロトタイプからデスクトップ・プロダクトへ

表面にいくつもの突起を配置するデザインは、単にイボイボをつければ完成するわけではありません。突起が尖りすぎるとヘアブラシを握っているような違和感が生じ、柔らかすぎれば触感としての面白みが失われてしまいます。

この課題を解決するため、最新のデジタルファブリケーション技術を取り入れました。初期段階ではFDM方式の3Dプリンターを活用し、グリップ感や手首の角度、全体のシルエットを迅速に検証。理想的なフォルムが固まった後は、高精細な光造形(レジンプリント)へ移行しました。突起ひとつの曲率をミリ以下の単位で微調整することで、肌触りの滑らかさと、手のひらの下を通る心地よい通気性を両立させています。

綿密な検証とプロダクトデザインの融合により、アイデアスケッチは洗練されたワークツールへと昇華しました。実用的なデスクトップ機器であっても、無機質で冷たいデザインにする必要はないという証明です。

手のひらに、快適な選択を

「エルゴノミクス(人間工学)」と聞くと、どこか素っ気なく医療機器のような重苦しいデザインを想像しがちです。Pufferfish Mouseが目指したのは、遊び心と機能性が同居するアプローチです。

  • 自然な通気性: 適切な間隔で配置された突起が手のひらをわずかに浮かせ、長時間の作業でも不快な湿気を逃がします。
  • 心地よい触感: アイデアに詰まったとき、繊細な立体テクスチャが手元に適度な刺激とリラックスを与えます。
  • 鮮やかなカラーバリエーション: サンゴのようなコーラル、海藻のようなケルプグリーン、透け感のあるウェーブブルーをラインナップ。お気に入りのデスクマットに映える色彩です。

開発初期からの緻密な3Dプリントプロセスを経て、手を自然な姿勢のまま支える独自のアーチ形状が完成しました。軽量で操作性に優れ、デスクに向かうたびに少し気分を明るくしてくれるアイテムです。

FAQ

長時間使用しても、表面の突起で手が痛くなったりしませんか?

心配ありません。突起ひとつひとつのドーム形状や角度を数ヶ月かけて調整しました。角のない滑らかな丸みを持たせ、体圧を均等に分散しながら空気の通り道を確保しています。

開発時のプロトタイピングはどのように行われましたか?

まずはFDM方式の3Dプリンターで全体の形状や角度を高速で検証し、その後、高精細な光造形プリンターを用いて突起部分の質感や滑らかさを極限まで磨き上げて量産へ進めました。

突起の隙間に溜まったホコリや汚れのお手入れ方法は?

柔らかいマイクロファイバークロスで軽く拭き取るか、エアダスターを吹きかけるだけで簡単にお手入れできます。シェルの表面には皮脂や汚れが付きにくい加工を施しています。

手の大きさに関わらずフィットしますか?

程よい高さのアーチと丸みのあるフォルムにより、小さめ〜標準サイズの手の方(かぶせ持ち)はもちろん、大きめの手の方(つかみ持ち)にも自然になじむ設計となっています。